茶づつみ──もちもち生地の抹茶まんじゅうに出会いました。

旅菓子帖

カチリ、と入り口の鍵を閉める音が、一日の終わりを告げます。

昼間の賑やかさが嘘のように静まり返った店内には、琥珀色の間接照明がやさしく灯っていました。

今夜も、まるさんとライト君、ゆきちゃんの三人で、ちょっとしたお茶の時間です。

棚の奥から、まるさんがひとつのお菓子を取り出しました。

「今日のお菓子は、菓匠 清閑院(かしょう せいかんいん)の『茶づつみ』です」

そう言って、手のひらに収まるほどの、小さなおまんじゅうをそっと置きました。

和紙のような生成りの包み紙の中央には、深い緑の紋章に囲まれた「茶」の文字が、凛と描かれていました。

📖 本日の案内帖

今夜のお菓子は、菓匠 清閑院「茶づつみ」。

最近出会って美味しかったので、もう一度食べたくなって買ってきました。

☕ この案内帖でわかること

・茶づつみとはどんなお菓子? ― 抹茶生地となめらかなこし餡の味わい
・実際に食べてみた感想
・購入方法や価格の目安

どうぞ、ゆっくりお付き合いください。

ライト君
ライト君

茶づつみ…初めて聞きました。

ゆきちゃん
ゆきちゃん

菓匠 清閑院というお店も、あまり馴染みがないです。

まるさん
まるさん

ふふ。最近これをいただいて美味しかったものですから、今夜はお二人にもぜひ食べてみてほしくて。

出会いのきっかけ

この茶づつみに出会ったのは、知人からのお裾分けがきっかけでした。

「美味しそうだったから」と、ひとついただいたのです。

ひと口食べてみると、これがなかなかに美味しくて。

それ以来、頭の中の「美味しいものリスト」に、そっと加わりました。

実は、菓匠 清閑院のお菓子は、以前にも金胡麻せんべい「雅月」や、抹茶せんべい「茶悠」をいただいたことがあります。

それでも、茶づつみが清閑院のお菓子だと知った時は、正直なところ、あまり結びつかなかったのです。

今回は、閉店後のお茶の時間にゆっくり味わいたくて、久しぶりにそごう横浜店の売り場へ足を運びました。

すると、以前見た時とは、店頭の雰囲気がずいぶん変わっていて。

深い緑色の包みのお菓子が並び、宇治抹茶エンガディナー「茶み」など、抹茶を使った商品が目を引きました。

かつて購入した、雅月や茶悠の姿は見当たらず、「いち松ガトーウィッチ」という新しいお菓子に変わっていたのです。

少しの驚きと、新しいお菓子との出会いを楽しみながら、お目当ての茶づつみも無事に手に取ることができました。

茶づつみとは

茶づつみは、京都の和菓子店「菓匠 清閑院」の抹茶まんじゅうです。

京都府産の熟成宇治抹茶を練り込んだ生地で、なめらかなこし餡を包んで焼き上げています。

天面にあしらわれた「茶」の焼き印も印象的。

菓匠 清閑院について

清閑院は、岡山に本社を置く「宗家 源 吉兆庵」グループのブランドのひとつ。

京都の伝統を大切にしながら、そこに新しい創意や遊び心を重ね、四季の移ろいを感じられるお菓子を届けています。

また、「一日の清閑、一日の福」という言葉を掲げ、和菓子を通して、日々の暮らしの中に心のゆとりや安らぎを届けることを大切にしているのだそうです。

京都府産熟成宇治抹茶

実はこの抹茶、ワインやウイスキーのように「熟成」させているのだとか。

春に摘んだ一番茶を、管理された冷蔵庫で秋まで保管。茶葉の熟成を促し、3か月から数年を経た茶葉を挽くことで、風味豊かでまろやかな口あたりの「熟成抹茶」が生まれます。

まるさん
まるさん

この外箱、昔ながらの『お茶箱』を思わせる、レトロな佇まいが素敵ですよね。

食べてみた感想

断面を覗くと、香ばしい焼き色の生地の内側に、鮮やかな緑の抹茶生地が重なり、中心にはつやのある餡がたっぷりと包まれています。

茶づつみの断面。抹茶生地とこし餡の層

ひと口いただくと、まず広がるのは抹茶のほろ苦さ。

そのあとを追うように、こし餡の控えめな甘さがゆっくり広がります。

どちらも主張しすぎず、静かに調和している味わいです。

生地は、もちもちとした食感。

この食感は、京都の阿闍梨餅にも通じる魅力なのかもしれません。以前ご紹介した餅栗も、同じようなもちもちとした生地が印象的でした。

今回は、ブラックコーヒーと一緒にいただきました。

緑茶はもちろん似合いますが、コーヒーのほろ苦さも、抹茶の風味と喧嘩せず、むしろ寄り添ってくれるような感覚です。

ライト君
ライト君

このモチモチした食感、美味しいですね。餅栗と同じモチモチ系のおまんじゅうですね。

ゆきちゃん
ゆきちゃん

抹茶の程よい苦みと餡のバランスがいいですね。この断面の色合いもとってもきれい。

まるさん
まるさん

気に入ってもらえて、よかったです。

こんな方へ

  • 抹茶の風味が好きな方
  • もちもちとした食感のお菓子が好きな方
  • コーヒーにも合う和菓子を探している方

購入方法

実店舗

京都 宇治本店をはじめ、全国の百貨店などで購入できます。まるさんも今回は、そごう横浜店の和菓子売り場で購入しました。

菓匠 清閑院の公式サイトでは、京都 宇治本店を含む全国の店舗が案内されています。

オンラインショップ

菓匠 清閑院の公式オンラインショップでも購入できます。現在、5個入り918円、10個入り1,728円(税込)で販売されています。

菓匠 清閑院 公式オンラインショップ「茶づつみ」を見る

価格の目安:5個入り918円、10個入り1,728円(税込・要最新確認)

まるさんの覚書

  • 抹茶を練り込んだもっちりとした生地で、なめらかなこし餡を包んで焼き上げた抹茶まんじゅう。
  • もちもちとした食感は、京都の阿闍梨餅や、以前ご紹介した餅栗にも通じる魅力。
  • 1個あたり130kcal。アレルギー表示は乳成分・小麦・卵・大豆(購入時に最新表示を確認)。
  • 通年販売。
  • 日保ちは発送からおよそ7日が目安(公式オンラインショップ掲載情報)。私が店頭で購入したものは、購入日から11日間ありました(参考まで)。
ゆきちゃん
ゆきちゃん

今日のお菓子も、とっても美味しかったです。

ライト君
ライト君

まるさんの美味しいものリストに入るお菓子、また増えましたね。

まるさん
まるさん

ふふ。そう言ってもらえて、よかったです。

あとがき

知人からのちょっとしたお裾分けが、こうしてまた誰かに手渡されていく。

美味しいものって、そんなふうに人から人へ、そっと広がっていくものなのかもしれません。

今夜のお話は、このあたりで。

また、ゆっくりお茶でも飲みにいらしてくださいね。

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